ブラジル怒りの?笑いの?電話局その2
どうぞ、ご自愛ください。
では、前回のブラジルでの電話騒動の続きです、、
疲れ果てて家に戻った。
矛先を妻のエダに向け、やつあたり、さんざんブラジルを罵りました。
が、空しく泣けてくるのみ。
妻が、「ちょっと出かけてくる。」と、待つこと一時間。
電話工事の技術屋を町で見つけて連れてきました。
「すみませんが、何とか電話つなげてもらえないかね。」精一杯、愛想良く、たずねました。

「セニョール。秘密はまもれますかい?」
「もちろん、とにかく君の力を貸してほしいんだ。」
ビールを飲ませながら、答えました。
技術屋「??000ドル程、いただけやすか?」
私「ちょっと、高いんじゃないの?」

ブラジルの紙幣
技術屋「セニョール、内部の配線班、工事部、コンピュータ技師とみんなで分けるんでさ。
なにしろ沢山の、順番待ちを飛ばしてセニョールに線をまわすんだから。それくらいは、、、、」
引越し荷物の例(日本からの荷物の引き取り許可に、税関から理不尽な金を要求された)
を思い出し、思い切って金を渡した。
すると工事用の電話を電話線に繋ぎ、本部に連絡を取る事20分。
技術屋「セニョール、明日つきます。夜中にアミーゴがコンピュータを操作して登録しますから。」
そして翌日、
見事に通じた。
私「ケーブルが無かった、んじゃ、ないの?」
技術屋「もちろん、無いですよ。使用中の他人様の回線を切ってセニョールにまわしたんですよ。
誰にも言わないでくださいよ。オブリガード。」とても嬉しそうに答えた。


技術屋「セニョール、電話局は信用出来ねえ。なんか有ったらいつでも、あっしに電話ください。もう心配は要らない。」
だから当時のブラジルでは毎日、突然、電話が不通となり、苦情の長蛇があとをたたない。
みんな、コンピュータ上では抹消されているので,なすすべも無く、怒り疲れて帰るのだった。
こうして見ると日本はなんと秩序正しい、良い国と思いませんか。
間違ってもこういう事は100%ないもの。この国は金の無い者には地獄なのだ。
1999年に、ついにブラジル庶民も怒り立ち上がった。多くの訴訟が起きた。
現在は、問題解決され、正常な電話局になり、例の怪しい技術屋は活躍できなくなった様です?
電話の通じたその夜、何か勝利を得た様で、理不尽な出費を忘れて家族パーティーとなった。

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