楽器の育て方

どんなに良い楽器も、育てない（弾きこみをしない）と、楽器の持つ最高のレベルまで鳴りきらない。

これは、スピーカーとも似ている。

楽器を大事にするあまり、傷をつけるのを、

恐れてゆっくりのアタックばかりで弾いていると、結果、軟弱な楽器に成り下がってしまう。

だから、ガラスケースに大事に保管された、コレクターの楽器は鳴ら鳴ってしまう事が多い。

楽器も、唄ってこそ本望で、陳列されるのが、天命ではないはず。

従って、基本練習のクロマチックスケールを強靭なタッチで毎日練習すれば、自動的に各ポジションの音が育つ。

ただし、割れてしまう限界を超えた乱暴な弾き方はがさつな音になるので要注意。

音質も、硬い音、甘い音、オールマイテイーに育てる意識が大事だ。

正しいチューニングで弾くのは、当然！！ラス下アドも上手に育てなくてはいけない。

だからこそ、名手の使う楽器は、実践的に良く鳴る状態に育つのも、至極、当然。

常に、自分の音を冷静に聞きながら頑張って愛器を能力限界まで育てて頂きたい。


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