J.Sバッハ国際ギターコンクール所感

コンクール審査をおえての、所見を述べます。
予選は、冒頭から、破綻したり、途中止まる、
音が違う等の、ミスを重ね平均台から落ちた人は通過出来ません。
そう言ったエラーがなく、正しく弾いた奏者が予選通過しました。
偶発的ミスでその後、大逆転の名演は、居ませんでした。
やはり、冒頭ミスした場合、更にミスが増幅して得点が得られなかった状況です。
ブラインド審査なので、
予選合発表後、誰が本選通過者か、舞台で初めて判明しました。
本選は課題曲が共通して、装飾音を省いたり
速過ぎる攻撃的なテンポだったり、
タレガの真髄を表現したマリアは見られませんでした。
音楽は弾けると言う
メカニックだけでは、感動を得られません!
自由曲で優劣が出ました。
以下、私の個人的感想を。
非常にハイレベルな本選で、点数的には僅差でしたが、
コンクールなので順位を判定しなければならず辛いところです。
一位の山田君は存在感があり、ニヒルな演奏、私的には好きな奏者です。
二位の秋田君も、好演でしたが、燃えるヴィルツオーソが欲しい!優等生・上品な安全運転に感じました。
三位の石丸君も、素直な好演。メカは素晴らしいのでアサドのアクアレルにパッッヨンと色気が備われば最高。
四位の仲山君は、オーヴァーアクション(多分、無意識なのでしょうが?)が不自然、、作為的に感じられ残念。
椿姫のオペラを聴いたり、悲劇のストーリーを理解して頂きたいです。悲哀の表現を理解して欲しいです。
五位の赤井さんは、将来楽しみな若い才能。
彼女にも、同じく椿姫の叙情性を求めるのはまだ、酷かも知れません。
6位の林君は、あがってしまったのか?
ミスが多々目立ちましたが、トレモロは美しかったです。
2分以上時間超過の田中君は、規定で最下位でしたが、それがなければ席次は五位。
僕は、優れた才能を感じました。彼も上品で良いのですが、燃えるパッションが欲しい。
辛口のコメントをしましたが
優れたファイナリストの皆さん、素敵な演奏ありがとう。
招来を期待しています。

更新に興味有る方は、下記のブログランキングを二箇所クリックして投票お願いいたします。
携帯の方は画像と言うアイコンをクリックしてくださいね。


にほんブログ村
ブログ村投票クリック
ありがとうございます。。^・^/