蜜蜂と遠雷

映画・蜜蜂と遠雷を見て来ました。
良い映画でしたが、やはり原作を二時間にまとめるので、
音楽よりも、登場人物の生き方に
焦点を置いた作品になっていた感は否めない。
原作では、自宅にピアノもない天才少年・風間塵の
個性、音楽の素晴らしさ、天才性が十分に描写されていたのだが。
映画では、楽壇の重鎮の秘蔵っ子と言う
状況描写で音楽的才能は十分表現されていなくて残念。
映画では、5歳でデビューし、13歳で母の死を機に引退した、
過去の天才少女栄伝亜夜が20歳のリベンジがメインに展開された。
私個人としては、女優イのメージが、イマイチだった(ファンの方、ご免なさい)。
ミステリアスで憂いを含む、儚さの感じる女優を選んでほしかった。
松坂桃李演ずる、家庭持ち、生活者の音楽のラストチャンスは、好演だった。
原作では、審査員の人間描写・嫉妬も表現されていて、
著者・恩田陸氏の博識に感動したものだったが。
本選でのピアノ協奏曲の場面では、
今更ながらプロコフィエフ始め、ピアノの凄さは実感!再認識!
挿入曲・藤倉大作曲「春と修羅」演奏・河村尚子・
は原作イメージどおりで、感動・素晴らしかった。
原作ストーリーと比較すると、不満は残るも、
十分楽しめるお勧めの良い映画だと想います。
予告篇の「マチネーの終わりに」良い音で大聖堂が流れていました。
クラシックギターの認識が広まる動機になれば、と期待大です。。。

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