差別と偏見、欺瞞

差別、偏見、平等に関する意識が高まる今日。
日本の風習を顧みると、男尊女卑は、
言うまでもなく士農工商、そしてエタ、非人と差別だらけの社会だった。
「河原乞食」の単語に象徴される様に
芸術家に対する、蔑みも実際は続いている。
ブラジル移住時代の出来事。
リオの日本総領事官のパーテイーでの演奏を依頼された。
「お車代とデイナーでお引き受け下さい」との依頼だった。
官僚の世界で使う「車代」なる表現なので
常識的に考えて最低?万円くらいが相場と認識して承諾した。
パーテイーでは、官僚達から
「素晴らしい演奏。でも音楽家は貧しく生活、大変でしょう」
と、賞賛とも侮蔑ともとれる言葉に困惑した。
帰宅後、謝礼の封筒を見ると?
なんと、20Rs,(当時のレートで10ドル)。
タクシー代にもならない。
人生で最安値のギャラだった!!
これが日本領事としてのレベル、文化意識?
なんと見下げられたものだ。
投げ銭レベル。
高給とりの領事にとって
10ドルなど塵の様なものだ。
これ以降、私は、生意気と言われても
ギャラを明確に確認してから
仕事を受ける生き方に変えた。
当時私はサンパウロの高級住宅街、アルファビレに住んで居た。
プール付きの豪邸だった。芸能人やセレブ達が住んで居た。
隣人達からは私がクラシックの音楽家とわかると、
ポルトガル語で「Coitado」(不幸な気の毒の意味)と良く言われた。
すなわち、貧しい職業と言う蔑みだ。
正直、「むかついた」誰に借金があるわけでもなく自己所有の家だったし。
歴史が実証するように、
上級国民の多くは傲慢、理不尽で貪欲で尚且つセコイ!!!
たまに善人もいるかもしれませんが?
日本人のみならず世界共通で偏見、差別意識は存在するのですね。
コロナ渦の最中、生命の危機を顧みず
オリンピック開催を称賛し、庶民が幸せになれると声を大にする人は??

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